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2014 スーパームーン 9月 時間 [天文現象]

本当にすいません。この季節は本当に寝起きがつらく、仕事から帰ったらどっと疲れる…という塩梅で、ここまでほとんど記事を書けずに来てしまいました。最近はやっと涼しくなってきたので頑張って書きます。

今日は中秋の名月ですが、それに加えて今年二度話題になったあの現象がまたやってきます。

9月9日はスーパームーン!これを見逃せば次回は20年後……(BuzzNews)

8月11日の記事で書いた、あのスーパームーンが再びやって来るのです。

前回8月11日のスーパームーンの映像です。



今回は、明日9月9日の午前10時38分に地球に最接近します。しかし、月は今日本の夜空のほぼ真上に出ています。東京では今日9月8日の月の出は17時15分、月の入りは3時58分となっています。つまり、今回のスーパームーンは、最接近直前のものしか日本では見られないというわけです。スーパームーンを夜楽しめるのはヨーロッパあたりになりそうです。こればかりはどうしようもありませんね…。

というわけで、日本ではスーパームーン直前の今夜か、スーパームーン直後の明日の夜に楽しむということになります。

スーパームーンをスマートフォンで撮りたい、という人は多いかもしれません。しかし、月は明るすぎるのでスマホ内のカメラでは白く飛んでしまいます。

こちらのサイトで、スマートフォンで月を撮る方法が詳しく解説されています。通常のカメラではなく、カメラアプリを使うと詳細な設定が可能です。あと、三脚などでしっかり固定し、双眼鏡などにくっつけるなど工夫が必要です。

↓スーパームーン撮影で人気者になる方法(週刊SPA!)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140906-00710503-sspa-soci

ちなみに、次回のスーパームーンは来年2015年の9月28日になりますが、今回ほどは接近しないとのことです。

さらに、来月にはまた月が話題となります。10月8日の夕方、日本全国で皆既月食が起きるのです

↓2014年10月8日の皆既月食について(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/lunar-eclipse.html

こちらも楽しみです。

私のところでは、夕方は晴れていたのですが、今は曇ってしまいました。晴れているところでは、今夜はまず中秋の名月を楽しみましょう。そしてスーパームーンは明日のお楽しみにということで。
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ペルセウス座流星群 2014 場所 関西 天気 [天文現象]

昨日の記事で書いたスーパームーンは、この後こちらでは見られずじまいでした…。しかし、今日は少し欠けながらも大きな月が見えたのでよしとしましょう。次の9月9日を楽しみに待ちましょう。

今日は、ロビン・ウィリアムズさんの訃報などニュースが目白押しでしたが、またまた大きな天文現象が今から起こるのでこちらについて書きましょう。

そう、ペルセウス座流星群です。

↓ペルセウス座流星群(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%82%A6%E3%82%B9%E5%BA%A7%E6%B5%81%E6%98%9F%E7%BE%A4

↓ペルセウス座流星群 2014年(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/perseids.html

ペルセウス座流星群は、7月20日ごろから出現が始まり、8月13日に出現のピーク(極大)を迎え、そして8月20日ごろまで続きます。

ペルセウス座流星群は、公転周期133年のスイフト・タットル彗星が放出したチリが地球の大気に衝突することにより起こります。チリが地球にぶつかる速さ(対地速度)は秒速59kmと非常に速いため、明るい流星が多く出現することが特徴です。

2012年に撮影された動画です。薄曇りの中でも、明るい流星が映っているのがはっきりわかります。特に、1分4秒目には非常に明るい流星が出現し、その痕(流星痕)がしばらく残っているのがよく見えます。



では2014年、今日の見頃はいつなのか・・・実は、極大の時間は日本時間の13日朝9時頃だそうです。したがって、日本では本当の意味でのピークは見られず、こちらのサイトから考えるとヨーロッパで極大が見られそうです(現地では13日0時前後になります)。つまり、日本では明け方に近付けば近づくほど流星の出現量が増えるということになります。観測時は眠気と蚊との戦いになりそうです。

では、どこで見えるのか?流星群の出現ポイントの中心(放射点)は、北の空に近いペルセウス座に位置するため、13日0時の時点では北東の空から昇ってきます。目安としては、W字型のカシオペア座のすぐ下になります。

しかし、ここで大きな障害が…。スーパームーンから少しづつ遠ざかっているとはいえ、まだ少し欠け始めたばかりの大きな月の明かりが観測の障害となってしまいます。できれば、月が目に入らないようにするか、月が隠れるようなところで観測するしかありません。

では、観測にちょうどいい場所は?流星は、放射点から遠いところまで飛ぶことが多い(放射点から離れるほど流星は長く飛びます)ので、できれば空気のきれいな開けた場所で、なおかつ街の明かり(つまり光害)がないところ、ということになります。

となると、郊外や高原などが理想ということとなります。こちらのサイトに関東と関西の観測にうってつけな場所が載っていますが、ほとんど郊外か高原が載っています(一部は街明かりが見えますので好みの問題かもしれません)。

しかし、ここまで来たところでさらに決定的な問題が・・・そう、天気です。

Yahooの天気予報によれば、星空が見られそうなのは関西以西(しかも、テレビでは日本海側と言っていました)になりそうです。

見られる可能性がある宮崎からの中継を載せておきます。雑音があるので注意してください。



私のところも薄曇りが続いていますが、月といくつかの星は見えるようになってきました。明るい流星は見られるかもしれません。

皆さん、明日が休みの人はいいですが(私もそうです)、そうでない人は差しさわりが出ない範囲で観測に挑戦しましょう。

2014年 スーパームーン 方角 天気 [天文現象]

皆さん、台風11号は無事に乗り切れたでしょうか?私のところでは、昼過ぎから雨風が強くなり、とても窓を開けられる状態ではありませんでしたが、夕方からは雨もやんで換気できるようになりました。仕事の方も、思ったほど台風の影響は感じられませんでした。

というわけで、今から起こる面白い天文現象について書きたいと思います。

もうご存知の方も多いかもしれませんが、それはスーパームーンです。

↓今夜、2014年最大の満月「スーパームーン」(ReseMom)
http://resemom.jp/article/2014/08/10/19879.html

では、スーパームーンとは一体何でしょうか?早い話が、これは月が地球に最接近することにより、普段より満月が大きく見えるということです。

最接近とはどういうことでしょうか?地球と月、太陽と惑星など、大きな天体を周回する天体は真円ではなく、楕円軌道を取ります。これを、ケプラーの第1法則と呼びます。

↓ケプラーの法則(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

月が地球に最も近づいた位置(近地点)で満月、もしくは新月になることをスーパームーンというわけです。

しかし、月、地球と太陽は一直線というわけではなく少しずれているため、地球に最接近した時に必ず満月になるわけではありません。スーパームーンは大体は1年に1回起きるものですが、時たまに1年に数回起きることがあり、今年はまさにその稀有な年というわけです。今年は既に6月23日に起きています。



そして、今日8月11日が2度目のスーパームーンとなります。あとは、9月9日にも見られます。

NASAの解説動画です。英語ですがご容赦を。



では、いつスーパームーンは見られるのか?それは、今から1時間後の午前3時9分です。正確には、2時43分に近地点を通過し、少し過ぎた時点で満月を迎えるというわけです。

では方角はどうでしょう。それは、こちらによれば南西だそうです。

肝心かなめの満月の大きさはどうでしょう?国立天文台に、今日出る予定のスーパームーンの計算による画像と、今年もっとも小さい大きさの月(1月16日)の比較画像が載っています。

↓ほしぞら情報2014年8月(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/08.html

上記のサイトによると、1月16日の月の大きさが約29分角だったのに対し、今日のスーパームーンが約33分角となっています。実際に画像で見ると、結構違いがわかるのではないでしょうか。

当然、月の大きさは日が進むにつれて徐々に大きくなったり小さくなったりします。そのため、スーパームーンは前日と比べて急に大きくなる、というわけではないのでご注意を。



さあいよいよあと少しというわけですが、ここで大きな問題が残っています。そう、天気です。

↓Yahoo!天気・災害
http://weather.yahoo.co.jp/weather/

こちらを見ると、北海道、東北、沖縄は事実上絶望的、九州から東京までの太平洋側は晴れるようですが雲がどこまで晴れてくれるか、というところです。私のところでは完全に雲に覆われています。

あとは運を天に任せるしかありません。でも、今日だめでも、今年はまだ9月9日があります。

皆さん、寝不足には気をつけて夜空を楽しみましょう。
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4月15日 月食 日本 動画 [天文現象]

昨夜は、昨日の記事で書いた地球と接近中の火星と、月が接近しました。火星が明るいのでなかなか目立つ光景でした。

↓2014年4月14日―月と火星が接近(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2014/04/14/index-j.shtml

今日になって、その月が地球の影で隠される皆既月食が北アメリカやハワイで観測されました。

アメリカで撮影された動画はこちらです。



ただし日本では、月が昇るときにはすでに皆既月食は終了しており、終わりかけの状態で上が欠けたまま昇る月が東日本を中心に観測されました(月出帯食)。

↓2014年4月15日―部分月食(東日本、月出帯食)・・・(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2014/04/15/index-j.shtml

日本での動画はこちらです。



ネット上では、文字通り赤い月(ブラッドムーン)が昇るのを期待する声が上がっており、実際に撮影に成功したという声が多数上がりました。

↓【神秘的】東京で「月食」観測成功!赤い月が綺麗すぎるwwwww(キニ速)
http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/4045656.html

なぜ月が赤くなるのでしょうか?それは、月食の際は太陽の光が地球の大気を通るのですが、その際に赤い光のみが残って屈折し、月を照らし出すのです。

地球の大気によって太陽の光のうち波長の長い赤系の光が屈折・散乱されて本影の中に入るため、皆既月食でも通常、月は真っ暗にはならず暗い赤色(赤銅色)に見える


↓月食(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%A3%9F

私は仕事中だったので、見ることはできませんでした…。

しかし、今年はまだ日本でも皆既月食を見るチャンスがあります。10月8日の夜の18時14分から21時34分にかけて、ほぼ日本全国で最初から見られます。

↓皆既月食 2014年10月8日(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/lunar-eclipse.html

今度は、仕事の合間にでも見られそうです。あとは、空が晴れるのを祈りましょう。

火星 接近 2014 動画 [天文現象]

今日は少し寒かったですが、快適な一日でした。ここ数日の遅れを取り戻すために書いていきます。

今の時間、東の空に火星が昇っています。

↓縣秀彦『最接近した火星の魅力とは?』(yahooニュース)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/hidehikoagata/20140414-00034482/

今日4月14日、火星と地球が2年2カ月ぶりに最接近します。現在の火星はおとめ座のスピカのすぐそばで輝いており、赤い色といい、明るさといい、完全にスピカのお株を奪った状態です。

ではなぜ、今最接近しているのでしょうか?

地球と火星は共に太陽を公転する惑星ですが、地球の公転軌道がほぼ真円に近いのに対して、火星の軌道は楕円形です。しかも、地球の方が公転周期が早い(火星の公転周期は687日)ため、公転するたびに地球と火星の距離は変化し、2年2カ月に一度最接近します。その上、接近するごとにその距離は徐々にずれていくため、ある程度まで近づいた後に遠ざかり、その後再び接近する、ということを繰り返します。今回の位置はこちらをご覧ください。

地球と火星の距離の変化についてはこちらのサイトをご覧ください。

↓2003年から2018年までの火星接近表(火星通信)
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn3/nihongo/hyo_2.htm

地球と火星との史上最大の接近は、2003年8月27日に起こりました。この時は、両者は5576万kmまで接近しました。

↓2003年火星大接近(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2003%E5%B9%B4%E7%81%AB%E6%98%9F%E5%A4%A7%E6%8E%A5%E8%BF%91

その時、火星の明るさはマイナス2.9等級に達し(恒星で最も明るいシリウス(マイナス1.47等級)よりも明るい)、小さな望遠鏡でも火星の地形を観測することができました。

2014年の今回はそれには及ばないものの(9239万km)、マイナス1.5等級という明るさのため(スピカは1.04等級・・・星の明るさにおいてはマイナスの方が明るくなります)ひときわ目立っているというわけです。

4月12日に望遠鏡で撮影された火星の動画をご覧ください。



なお、地球と火星が2003年よりも接近するのは273年後の2287年だそうです。

現在、火星にはアメリカが打ち上げたキュリオシティなどの探査機が調査を行っており、鮮明な火星地表の画像を送信し続けています。火星には山や谷があるかと思えば、水が流れた後や氷河の跡と乏しいものが多数発見されています。知的生命体はさすがに無理でしょうが、せめて細菌ぐらいは…と思ってしまいます。

次回の接近は4年後の2018年7月31日で、今回よりも近い大接近(5759万km)となります。こちらも楽しみです。せめて、小さくてもいいから望遠鏡が欲しいです。

ふたご座流星群 2013 見頃 方角 防寒 [天文現象]

2013年もあとわずか、ただいま今年最後の天文現象が日本中で進行中です。ふたご座流星群が見頃を迎えています。

↓【特集】2013年 ふたご座流星群(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/2013geminids/index-j.shtml

今はニコニコ生放送で見ることができます。外が曇りの方もそうでない人もぜひ。

↓ニコニコ天体観測 ふたご座流星群を見よう
http://live.nicovideo.jp/watch/lv162231502?ref=zero_nicotop

ふたご座流星群は、ふたご座のアルファ星カストル(二つ並んだうちの右側の星)付近から出現します(放射点といいます)。ふたご座は日が沈んで暗くなってから東北東の方角から昇ってくるので、夜明けまでのほぼ一晩中観測できます。しかも、13日がだめでも、14日にも観測が可能です。正確には、14日の15時ごろがピークなので、その前後である13日と14日の夜が日本では観測のチャンス、というわけです。

なお、ふたご座流星群の元である小惑星ファエトンは、今年になって彗星活動が発見されました。ファエトンの尾は非常に微弱なため、太陽観測衛星からしか観測できません。この微弱な塵が、地球の大気とぶつかって流星群となるわけです。アイソン彗星は本当に残念でした…。

↓ふたご座流星群を生んだ小惑星、現役の彗星だった(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/news/2013/06/18phaethon/index-j.shtml

私も時々外を見てみますが、なかなか明るいものは見えません。暗いものは2、3個は見えましたが、仕事があるので残念ながらそろそろ寝なければ…。ニコ生でもいくつかは見えましたが、ちょっと目を離すと見逃してしまいます。今日の夜にまた挑戦してみます。

最後に去年の映像をお送りいたします。



では皆さん、防寒には気を付けて流星群をお楽しみください。ニコ生の方も風邪などひかないように。

アイソン彗星 最新情報 11月29日 崩壊 動画 [天文現象]

今話題のアイソン彗星は、今日11月29日に太陽に最も接近します(「近日点通過」と言います)。当然、数万度の高温と太陽風、そして太陽の重力にさらされることとなり、氷を主成分とする彗星の核(いわゆる「汚れた雪玉」)は激しく蒸発し、太陽から離れれば大きな尾を引くこととなります。

↓アイソン彗星(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2013/ison.html

しかし、高温にさらされれば爆発的に蒸発する可能性があり(ドライアイスを熱湯に入れればよくお分かりいただけるかと思います)、太陽の重力も相まって核そのものがばらばらになってしまうことがよくあります。

実際に、観測された彗星の中には太陽に近づいた際、もしくは太陽に近づく前に崩壊して消滅してしまった例が確認されています。

↓ビエラ彗星(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%A9%E5%BD%97%E6%98%9F

↓リニア彗星が分裂・拡散。今後消滅へ(パレットおおさき)
http://www.palette.furukawa.miyagi.jp/space/news_bucknumber/99s4.html

現在のアイソン彗星の状況は、NASAの太陽観測衛星SOHOによりリアルタイムに見ることができるはずですが、アクセスが集中しているためか見ることができません。

↓SOHO公式サイト
http://sohowww.nascom.nasa.gov/home.html

そんな中、アイソン彗星が蒸発してしまった可能性がある、という速報が流れました。

↓アイソン彗星蒸発か(共同通信)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw858991

現時点では確定情報ではありませんが、もしそうなら残念です。まだ、池谷・関彗星やウェスト彗星のように核が分裂して大きくなる可能性はまだわずかながらありそうですが・・・。

↓池谷・関彗星(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E8%B0%B7%E3%83%BB%E9%96%A2%E5%BD%97%E6%98%9F_(C/1965_S1)

↓ウェスト彗星(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E5%BD%97%E6%98%9F

今後の情報に注意しましょう。

・追記1
最悪の結果が伝えられました。アイソン彗星は太陽軌道を通過できなかったようです。

↓ESAがアイソン彗星の消滅を確認、太陽軌道は通過できず(ガジェット通信)
http://ggsoku.com/tech/ison-comet-has-gone/

↓消滅!?アイソン彗星(C/2012 S1 ISON)最新情報と画像(NAVERまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2138482861759036301

NASAが公開した動画はこちらです。


残念ではありますが、かつては太陽に接近してから数日経たないと消滅したかどうかわからなかったのですから、リアルタイムで状況が把握できるようになっただけでもましです。

もはや仕方がありませんので、今は新たな大彗星の発見を期待するのみです。

・追記2
完全に消滅したと思われていたアイソン彗星ですが、破片が生き残っていたようです。

↓<アイソン彗星>NASAが最新画像「小さな核残る可能性」(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131130-00000017-mai-soci

アイソン彗星、未だ死なず!さらなる観測に注目しましょう。

アイソン彗星 最新情報 2013年 見頃 動画 [天文現象]

いよいよ、今話題のアイソン彗星が太陽に近づくとともに明るくなり、地上からも見えやすくなってきたようです。

↓東の空にアイソン彗星 田辺市虎ケ峰から確認(紀伊民報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131122-00000005-agara-l30

早朝の東の空に、水星と共に見えています。というのも、今アイソン彗星は水星よりも内側に接近しているため、水星が見える早朝にしか見えないのです。

最新情報はこちらのサイトから見られます。
↓「アイソン彗星」特設サイト(アストロアーツ)
http://ison.astroarts.co.jp/

↓これまでの観測による動画


軌道についての動画です。


これを見てもわかるように、2013年11月29日に太陽に最も近づいたあと、放出された尾が大きくなっていくのがわかります。それと共に、見える位置も移動して一晩中観測できるようになります。しかし、明るさのピークは太陽接近直後で、後は次第に暗くなっていきます。痛し痒しというところですね。

私も楽しみにしています。あとは、地平線が開けたいい観測場所が見つかるといいのですが。

若田光一 国際宇宙ステーション 画像 関東地方 逆さ 光害 [天文現象]

昨日の早朝は曇りでしたが、夜には嘘のような晴天に変わっていました。早朝だったらしし座流星群が見られたのに・・・。

地上で星を見るときには雲の動きに一喜一憂しなければなりませんが、宇宙ではその心配もありません。

現在国際宇宙ステーションの船長として宇宙上の人となっている若田光一さんが、関東地方の夜景をTwitterにアップしています。

↓若田 光一さんが東京上空の夜景をツイート - 「夜なのにとても輝いている」(マイナビニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131118-00000123-mycomj-sci

上下が逆さまになっているので注意しましょう。東京を中心として街の明かりが集中しているのが良くわかり、東京湾、三浦半島と房総半島がはっきり見えます。

都会の灯りは、植物に影響を与えたり、夜空の星が見えなくなる「光害(こうがい、ひかりがい)を引き起こし、子供達が夜空をみる機会が無くなった要因だと言われます。

↓光害(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%AE%B3

地方自治体によっては、街灯に規制を加えているところもあります。中国地方最大の美星天文台がある岡山県井原市美星町(びせいちょう)がいい例です。

↓岡山県美星町の光害防止条例
http://www.astrophotoclub.com/biseityou/biseityou.htm



現代社会から街灯をなくすことはさすがに出来ませんが、電力危機が懸念されている今だからこそ、電力の使い方について考える必要があると思います。

改めて、増光中のアイソン彗星が明るくなるのが楽しみです。
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しし座流星群 2013年 見頃 方角 33年 [天文現象]

昨日の東京都北区の不発弾は無事に処理が終わりました。

↓<不発弾>処理終了 宇都宮線など区間運休も 東京・北区(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131117-00000007-mai-soci

うって変わって、今日は1時ごろにしし座流星群が極大(出現のピーク)を迎え、見頃となります。

↓2013年11月18日しし座流星群が極大
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2013/201311/1118a/index-j.shtml

東の方角から昇ってくるしし座の、?マークを裏返したような形(獅子の頭に当たる部分)から流星が多数出現するはずです。流星の元になるテンペル・タットル彗星が33年に一度太陽に接近するため、33年周期で大出現が起こります。1966年、1999年のときは「流星雨」と呼ばれるほどの大量の流星が夜空に降り注ぎました(99年の時はピークは見逃がしたものの、一度に2、3個が流れるところを見ることができました)。その後も、2001年に比較的多い出現が見られました。はたして、2032年には流星雨が見られるのでしょうか?





私のところでは今のところ雨上がりでまだ空が見えません…。それに、今回は満月があるために暗いものは見えにくいようです。見られるかどうか、粘って待つことにします。

今年はアイソン彗星、ラブジョイ彗星などお楽しみがまだ残っています。皆さんも時には夜空を見上げてみてはいかがでしょうか?

・追記
結局2時まで待ちましたが、東の空は雲に覆われたまま…。仕方ないので、来月のふたご座流星群を待つことにします。
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