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ダイオウグソクムシ 鳥羽水族館 6年目 解剖 2007年 [生物]

今日は、朝から雪でしたがほどなくして雨に変わり、夜には路肩などを残してすっかり溶けてしまいました。朝は早めに出発して恐る恐る何度か無事に出社できました。

ソチオリンピックのさなか、ネット界ではある生物の死亡記事が話題になっています。

↓鳥羽水族館の「絶食ダイオウグソクムシ」No.1死ぬ-絶食日数5年43日/三重(みんなの経済新聞ネットワーク)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000064-minkei-l24

三重県・鳥羽水族館で飼育されていた、ダイオウグソクムシの「No.1」が、今日14日に死亡しているのが発見されました。

↓ダイオウグソクムシについてのお知らせ(鳥羽水族館)
http://www.aquarium.co.jp/topics/index.php?id=250

ダイオウグソクムシNO.1は2007年9月9日に入館し、月に1度程度与えた餌をなかなか食べようとしませんでしたが、2008年11月に初めてアジをかじった形跡を残し、翌月の12月1日に3分の1ほど食べ、2009年1月2日に初めて約50グラムのアジ1匹を平らげました。しかし、その後は再び餌を食べようとはせず今年6年目に入り、本日で5年と43日を迎えました。


2012年12月に餌をあげた時の「No.1」の動画です。この時も食べませんでした。


なんと、5年にもわたって餌を食べることなく過ごしてきたわけです。しかし、なぜ食べないのか、なぜ生きていられたのか?

そもそも、ダイオウグソクムシとはどんな生き物なのでしょうか?

↓ダイオウグソクムシ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%BD%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%82%B7

ダイオウグソクムシは、節足動物門等脚目という分類に属します。

節足動物とは、昆虫や甲殻類、クモ、ムカデなどを含む動物中最大の分類群です。つまり、殻に覆われていてアルマジロのように節があり、多数の足を持つ生きものです。等脚目とは、先ほどの節足動物のうち、ダンゴムシやワラジムシ、フナムシなどを含む分類です。

つまり、ダイオウグソクムシは巨大なダンゴムシの一種、と言えるわけです。

ダイオウグソクムシはメキシコ湾の水深200メートルから1000メートルほどの深海に生息しており、餌は沈んできた魚などの生物の死骸だと考えられています。そのため、ダイオウグソクムシは「海の掃除屋」と呼ばれています。

そこで、鳥羽水族館では時々アジなどの魚をあげていたのですが、上記の「No.1」が2006年から餌を食べなくなって、日本中の注目を集めるようになりました。いつの間にか、ネット上では「1号たん」と愛称までついて、一挙手一投足に注目が集まりました。ニコニコ生放送(ニコ生)でもたびたび取り上げられています。

水族館ではダイオウグソクムシのぬいぐるみが大人気で、去年末には、iPhoneケースまでが作られました。

YouTubeで有名なHIKAKINさんが買った時の動画です。


しかし、今年になって、去年入館したばかりの「No.17」が死亡し、ネット界では「17号たん」への追悼コメントが多数寄せられました。

↓鳥羽水族館のダイオウグソクムシ「17号」死亡 お正月のニコ生で唯一エサを食べた個体(ねとらぼ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140125-00000011-it_nlab-sci

そして、今日になって「1号たん」が死亡したわけです。18日にはニコ生で追悼番組が配信される予定です。

↓絶食丸5年……さよならダイオウグソクムシ1号たん ニコ生で追悼番組決定(ねとらぼ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000122-it_nlab-sci

水族館も認めているように、ダイオウグソクムシの生態は全く謎だらけです。「No.1」を解剖したところ、胃の中は空っぽだったとか(「No.1」は冷凍保存されるそうです)。一見グロテスクながら、不思議な魅力を持ったこの生物の謎が研究され、もっと知られるようになればいいのですが。








リュウグウノツカイ 味 試食 ツイッター 動画 [生物]

今日も日付が変わってしまいました…でも(以下略)。

まずは、この動画をご覧ください。



リュウグウノツカイ。この名前を聞くと、ときめきを覚える人もいるのではないでしょうか。

↓リュウグウノツカイ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%83%8E%E3%83%84%E3%82%AB%E3%82%A4

時に4メートルを超える長い体、飾りを思わせる赤くて細長いヒレなど・・・竜宮城に出てきてもおかしくない、ということから名づけられました。

↓リュウグウノツカイの仲間が泳ぐ様子を撮影した動画です。ヒレを細かく動かして優雅に泳いでいます。



そんな、リュウグウノツカイを食べてしまった、という報告がツイッターで寄せられて反響を呼び、まとめサイト(togetter)まで作られました。

↓yamasemi_0w0さんのリュウグウノツカイ試食レポート
http://togetter.com/li/620430

それによれば、骨は柔らかいので切りやすく、肉は水分が多いので湯通ししてから調理したほうがいいようです。味は少しタラに似ているそうです(リュウグウノツカイもタラも深海に生息します)。過去に食べた例では、脂肪の塊のようでおいしくない、という報告があったようですが、今回はまだ生きているうちに捕獲できたのが功を奏したようです。心臓は、牛のハツみたいなのでしょうか…。

めったにない体験なので、もし本当に機会があったら食べてみたいのですが・・・海の近くに住んでいる人でなければ新鮮なうちに食べるのは難しそうです。

リュウグウノツカイはニンテンドー3DSのゲーム・「とびだせ どうぶつの森」に登場していることもあり、今ネット上で話題になっています。同名の映画もありますが、リュウグウノツカイは登場するものの、内容は・・・。

映画の予告編です(3/9追記:リンクを間違えていたので修正しました。失礼)。


たまにはこんな話題もいいかなと思いました。




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