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電気記念日 日本電気協会 1955年 1927年 [今日は何の日]

今日はいい天気となりそうですが、次第に下り坂になりそうです。雨には注意しましょう。

今日、3月25日は電気記念日です。

↓3月25日ー今日は何の日
http://www.nnh.to/03/25.html

↓電気記念日の由来ー日本電気協会
http://www.denki.or.jp/about/origin.html

話は、明治11年(1878年)3月25日に遡ります。明治政府のインフラ整備を担っていた工部省の電信局は東京・銀座の木挽町に電信中央局を設け、その開局祝賀会を東京・虎ノ門の工部大学校(東京大学工学部の前身)の講堂で開催しました。その際にお披露目されたのが、放電により明かりを得るアーク灯(放電灯)でした。

↓放電灯(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AF%E7%81%AF

アーク灯は、二本の炭素棒を一度くっつけた後で少し離して生じるアーク放電を利用します。この時、バチバチという音と共にまばゆい閃光が生じます。



しかし、この時高温となるため炭素棒が次第に蒸発し、上の動画によれば、1900年の時点では120時間で炭素棒を交換する必要がありました。

この日に披露されたアーク灯は4年後から民間でも使用が始まります。つまり、アーク灯は日本で初めて使用された電灯というわけです。しかし、アーク灯は電気の大半が熱に変わるため効率が非常に悪く、エジソンの白熱電球や水銀灯、蛍光灯が発明された後、これらに取って代わられることになります。

このように、3月25日は日本の電力史の始まりとなった重要な日なのです。1927年(昭和2年)に日本電気協会の総会において、この日を『電気記念日』と正式に定め、翌年以降記念行事を行うようになって今に至っています。

ちなみに、電気記念日で検索すると『1955年』がヒットし、電気記念日がこの年に制定された、という記述を見かけます。しかし上記のようにこれは事実ではなく、日本電気協会が制定する澁澤賞の元となった、逓信省の技師から後に名古屋帝国大学(現在の名古屋大学)総長を務めた渋沢元治文化功労者になった年が1955年、というのが事実です。

↓澁澤賞(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BE%81%E6%BE%A4%E8%B3%9E

↓行事・表彰:関西支部(日本電気協会)
http://www.jea-kansai.jp/about/gyouji.shtml

皆さん、ネットで検索をするときにはよく裏付けを取りましょう。


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