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日本人宇宙飛行記念日 1990年 秋山豊寛 12月2日 福島 [今日は何の日]

今日は12月2日、日本人宇宙記念日です。

↓12月2日ー今日は何の日
http://www.nnh.to/12/02.html

今から実に23年前の1990年(平成2年)のこの日、TBSの秋山豊寛記者がソ連(当時)のソユーズTM-11に搭乗して日本人として初めて宇宙に行った日です。この時はTBSでも特集番組が組まれ、リアルタイムで打ち上げを見たのをよく覚えています。ソユーズTM-11はその後世界初の宇宙ステーション・ミールにドッキングし、秋山さんは8日後の12月10日に無事地球へ帰還しました。

↓秋山豊寛(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B1%8A%E5%AF%9B

ところが、秋山さんはわずか5年後にTBSを退職。会社内で居場所がなくなったこと、宇宙に行って価値観が変わったことが原因だそうです。宇宙へいって無重力を体験し、価値観が変わった、という宇宙飛行士は意外と多く、中には「神が実在すると確信するようになった」という人もいます。

そして、秋山さんは福島県で農業を営み、無農薬の米などを作っていました。その後については最近まであまり知らなかったのですが、2011年に東日本大震災、そして福島第一原子力発電事故が発生。秋山さんは泣く泣く福島を離れて群馬へ移動。そして、2011年からは京都造形芸術大学の芸術学部教授となり、いまは京都に住んでいるそうです。当然、秋山さんは事故以降反原発の発言を行っています。



一方、宇宙開発はその後大きな変貌を遂げます。翌1991年にソ連は崩壊するも、アメリカのスペースシャトルが廃止されたのに伴い、新生ロシアのソユーズは世界で唯一有人宇宙飛行が可能な信頼性の高い宇宙船として今も世界中の宇宙飛行士を乗せています。また、ミールは2001年に大気圏に突入して燃え尽き、1998年からはアメリカ、ロシア、日本、カナダ、欧州が共同で国際宇宙ステーションの建設を開始。今は11月19日の記事でも書いたように、若田光一さんが船長を務めています。

日本では、2009年に宇宙ステーション補給機「こうのとり」が打ち上げに成功。しかし、有人宇宙飛行はいまだ実現していません。予算が厳しいのはわかりますが、実績を世界にアピールするためにも、私としては有人宇宙船の開発を進めてほしいです。

今日は奴隷制度廃止国際デー、日本アルゼンチン修好記念日、ラオス建国記念日、アラブ首長国連邦・連邦結成記念日、そして原子炉の日でもあります。

原子炉の日は、1942年のこの日にシカゴ大学で組みたてられた史上初の原子炉シカゴ・パイル1号が臨界に達した日です。このシカゴ・パイル1号は発生する中性子を減衰させるために黒鉛のブロックをうずたかく積み上げていました。

↓シカゴ・パイル1号(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%82%B4%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AB1%E5%8F%B7



これ以降、マンハッタン計画が本格的に進められてわずか3年でアメリカは原子爆弾を完成させました。上の秋山さんのエピソードを見ると、実に因果な日だと思います。福島の人々が一日でも早く帰還できる日が来ることを願ってやみません。

・追記
世界初の原子炉の名前を間違えて書いてしまっていたので修正します。失礼しました。


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