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花粉に加えて中国からは黄砂、pm2.5まで―いつまで続くの? [健康]

昨日は雨でしたが、今日は快適な天気です。

ソチオリンピック・パラリンピックが終わった今は野球やサッカーなどのスポーツが盛り上がっていますが、1月22日の記事で書いた、セレッソ大阪のディエゴ・フォルラン選手が来日初ゴールを決めたことが話題となりました。

しかし、このうららかな春は一部の人にとっては憂鬱な季節でもあります―そう、花粉症の季節だからです。私も、子供の時から目と鼻の痒さに悩まされ、最近はのどの痛みまで加わっています。最近血液検査を受けたところ、スギ花粉の反応が検査値いっぱいまで検出され、ヒノキやカモガヤ、ブタクサ、ヤシャブシなどの反応も少しありました。

しかし、この季節に問題となるのは花粉だけではありません。中国大陸の内陸部から飛来してくる黄砂があります。

↓黄砂(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E7%A0%82

黄砂に含まれる二酸化ケイ素及び付着している微生物自体に鼻やのどに炎症を引き起こす作用があることは、これまでの研究から判明しています。しかし、それに花粉が加わると、花粉症などのアレルギーが悪化することが最近の研究から判明しています。

↓そなえる防災―第2回  PM2.5や黄砂が健康に及ぼす影響(NHK)
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20131023.html

わが国ではアレルギー性鼻炎といえばスギ花粉症が最も多いですが、黄砂飛来時期と花粉が飛散する時期が、ちょうど重なることがあります。(中略)アレルギー性鼻炎のある288名と、鼻炎のない89名のボランティアに、同じような調査を行いました。その結果、全体の約70%の276名が、何らかの影響があると答えています。そのうち150名が、鼻炎の有る無しにかかわらず、鼻症状のほか、声がれ、のどの違和感、せき、そして眼症状が悪化していると回答しました


今、中国では工場や車、ストーブなどから排出されるPM2.5(2.5マイクロメートル以下の粒子状物質)が問題となっています。PM2.5も黄砂同様にアレルギーを悪化させることがわかっています。

↓粒子状物質(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%92%E5%AD%90%E7%8A%B6%E7%89%A9%E8%B3%AA

空を漂う黄砂は、中国上空を通過する際にこれらの粒子状物質を吸着します。つまり、いま日本に飛来している黄砂はPM2.5をたっぷり含んだ状態というわけです。



つまり、今は花粉、黄砂、PM2.5のトリプルパンチというわけで、相乗効果で症状が悪化しやすい最悪の事態なのです。

花粉症の人たちからすれば本当に大変ですが、この状態は一体いつまで続くのでしょうか?

黄砂は日本へは3月から5月にかけて飛来します。スギ花粉は3月から4月の半ばぐらいまで飛散します。PM2.5は、石炭の使用量が増える冬から春にかけて増加します。つまり、少なくとも4月いっぱいまではマスクなどの対策をとったほうが賢明だと思われます

これら3つの最新情報については、日本気象協会(tenki.jp)の下のサイトで確認しましょう。

↓PM2.5分布予測
http://guide.tenki.jp/guide/particulate_matter/

↓黄砂情報(予測図―同上)
http://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/index.html

↓花粉情報
http://www.tenki.jp/pollen/

今は、眠気などの副作用が少ない抗アレルギー剤や、免疫の過剰反応を徐々に抑える減感作療法などの治療法が開発されています。症状がひどい人はこれら最新の治療法を受けられる病院を探したほうがいいと思います。


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