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北朝鮮 ミサイル 種類 弾道 経路 [海外情報]

昨日はいいネタが浮かばず、疲れもあってずるずると今まで来てしまいました。今日は何とか書きます。

今夜になって速報が入ってきました。

↓北朝鮮、日本海に向け短距離ミサイル4発を発射(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140227-00001127-yom-int

韓国国防省当局者によると、北朝鮮は27日午後5時40分頃から、日本海に向けて短距離ミサイル4発を相次いで発射した


今回のミサイルは、ニュースでよく取り上げられる西岸部の東倉里(トンチャンリ)ではなく、南東部の旗対嶺(キッテリョン)付近から発射されたと報じられています。この地では、2006年にノドン級のミサイル発射実験が行われています。

↓東倉里(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%80%89%E9%87%8C



↓旗対嶺(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%97%E5%AF%BE%E5%B6%BA

なお、こちらのニュースによれば、

韓国軍当局は発射体の射程が200キロを超えることから、スカッド系列の弾道ミサイルではないかと推定している


とのことです。

↓スカッド(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%89

スカッドミサイルは旧ソ連により開発され、種類としては短距離弾道ミサイル(発射後弾道軌道(早い話が放物線)を描くミサイル)に分類され、常温で保存が可能な一段式の液体燃料ロケットというのが特徴です。液体酸素や水素を使わないので、燃料を一度入れると90日は保管可能で、持ち運びが容易です。イラク、リビア、北朝鮮などヘ技術が輸出されてそれぞれの国で使用された事で知られます。スカッドの北朝鮮版が「ノドン」です。

↓ノドン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%89%E3%83%B3

ノドンは短距離ミサイルなので発射しても日本海までしか届きませんが、長距離の「テポドン」ミサイルがもし発射されたらどのような経路をたどるのでしょうか?

↓メルカトルの呪い?地図のおはなし(海国防衛ジャーナル)
http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50695367.html

日本では、

テポドンがロサンゼルスへ向けて発射されると日本上空を通るのではないか


とよく言われます。

しかし、実際には地球は丸いので、上記のリンクにある通り、北朝鮮から真っすぐにアメリカを狙うと、ロシアの沿海州、サハリン(樺太)、カムチャツカ半島の先端を通って、アメリカのベーリング海峡、アラスカのアリューシャン列島を通ってようやくロサンゼルスに達することがわかります。つまり、この経路では日本列島上空を通ることはありません

もちろん、北朝鮮のミサイルが日本にとって脅威であることは事実です。しかし、議論に当たってはこのような事実を知った上で冷静になされるべきだと思います。


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