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今日は何の日 11月28日 太平洋記念日 マゼラン 発見 [今日は何の日]

今日はアメリカではサンクスギビングデイ、つまり感謝祭です。アメリカ及びカナダでは、国を挙げてお祝いが行われます。

一方日本では、太平洋記念日と税関の日が知られています。

↓11月28日ー今日は何の日
http://www.nnh.to/11/28.html

税関の日は、1872年(明治5)年のこの日、「運上所」(うんじょうしょ)と呼ばれていた施設を「税関」に名称統一することが決定されたのにちなんで大蔵省(現在の財務省)が1952年(昭和27年)に制定しました。

では、太平洋記念日とはどんな日でしょうか?

その由来は1519年にまでさかのぼります。ポルトガル出身の探検家フェルナンド・マゼラン(正確にはフェルナン・デ・マガリャンイス)がスペイン国王カルロス一世の命を受けて、香辛料の産地として知られるモルッカ諸島(現在はインドネシア領)を目指して航海に出発しました。5隻の船に約270人が乗り込んで出発したものの、反乱や船の一部脱走、現地住民との対立や悪天候など、大航海時代にはよくあるトラブルを何とか乗り越えて南米の狭い海峡を抜け、ようやく未知の大海へ出たのが翌1520年の11月28日。狭く入り組んだ海峡とはうって変わって、そこには穏やかな海が広がっていました。マゼランは感激のあまり涙を流し、この海を「平和の海」と名付けました。

しかし、その後は食糧が確保できずに探検隊は飢えに苦しみ、ようやく今のグアムと思われるところで原住民と対立した末にようやく食料を確保。そして、今のフィリピンへたどりつくものの、キリスト教への改宗と服属を要求したのがもとで現地の王と対立、マゼランは1521年4月27日に壮絶な戦死を遂げてしまいます…。残った隊員たちは2隻の船で何とかモルッカ諸島へ到着して香辛料を大量購入。しかし、一隻ははぐれてポルトガルに拿捕され、残る一隻が1522年9月6日、わずか18人とインディオ3人と共にやっとの思いでスペインへ帰り着いたのです。彼らが持ち帰った香辛料の収益は、探検隊の費用を賄って余りあるものだったと伝えられていますが、マゼランの妻と子はすでに亡く、その恩恵には与れませんでした。

↓フェルディナンド・マゼラン(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%B3

マゼランの功績は、史上初の世界一周を(彼の死後に残された隊員がですが)果たしたこと、地球の反対側では日にちがずれることを発見したこと、今の大マゼラン雲と小マゼラン雲を発見したことなど、枚挙にいとまがありません。マゼランを讃えて、彼が通過した南米の海峡は「マゼラン海峡」、彼が見つけた大海は「太平洋」と名付けれられました。その後も、金星探査機や望遠鏡などにマゼランの名が付けられています。歴史は、調べれば調べるほどさまざまなエピソードが出てくるのが面白いですね。

マゼランを讃えて日本の作曲家・樽屋雅徳さんは「マゼランの未知の大陸への挑戦」という吹奏楽曲を作曲しています。航海への期待を表すような、意気揚々とした曲です。海上自衛隊東京音楽隊Tokyo Bandの演奏でお聞きください。



今日はアルバニア独立記念日、モーリタニア独立記念日、パナマ独立記念日、親鸞忌でもあります。


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